「ワインには、人と人を繋ぐ魔法のパワーがある」
映画『東京ワイン会ピープル』見た。原作は『神の雫』の樹林伸。主演に元乃木坂46の松村沙友理。
ワイン初心者の主人公(でも味覚は鋭敏)が、いきなりDRCエシェゾーご馳走してもらったり、その後ワイン会に誘われてマルゴー飲んだりと羨ましすぎる展開。
ル・モンラッシェやらペトリュスやらイケムやら、ワイン好きにはたまらない銘柄がドシドシ登場する。
そんな主人公が一番最初に感動したワインが、シャトー・ラグランジュ。懐かしいな。私もワインにハマり始めた頃、これを飲んで衝撃を受けた。
あの頃はまだ、酒屋で買って一人で飲んでいた。いいやつなんだから一人で楽しまないと損だと思っていた。いまでは考えられない。
学生時代も後半に差し掛かった頃、ワイン好きな友達ができて、そいつの家に入り浸り、ほとんど毎日一緒にワインを飲んだ。飲める量は半分だけど、美味しさは二倍になった。
一緒にワインを飲む仲間も増えていった。気軽に皆で楽しめたのは、サイゼリヤのおかげである。ベルデッキオ、何本飲んだかわからない。
この頃の仲間とは、毎年桜の季節に会っている。フランス、イタリア、ギリシア、ドイツ、オーストリア、日本。様々なワインが集まる。
久しく会えていない友達もいる。また乾杯してバカ話したいな。
いま通っているどの飲み屋さんも、ワインに導かれて辿り着いた感がある。たくさんの人と知り合って、ワインを飲み交わした。本当に不思議なお酒である。
「魔法のパワー」も言いすぎではないような気がしてきた。そのうち松村沙友理みたいな子にも出会えるだろうしワイン最高だな!