難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

脱凡

エレベーターにでっかい虫が這入りこんでいた。どうにか飛び立たせようと外から奮闘したものの、まったく出て行ってくれなかった。上下させると気持ち悪くなるんじゃないかなと思って、何回も最上階に送っては一階へ戻しとやってみたけど、全然効かない。結局階段で上がった。殺虫剤持ち歩こうかな。

 

もう翌朝になってしまったけど、7月14日はフランスの革命記念日 la fête nationale だった。だからというわけではないが、夕飯はステーキにした。上手く à point 的な具合に焼けたと思う。

 

食後は、ずっと積んであった佐々木健一『辞書になった男 ケンボー先生と山田先生』読む。『新明解』の【凡人】の語釈に叩きのめされる。

ぼんじん【凡人】自らを高める努力を怠ったり功名心を持ち合わせなかったりして、他に対する影響力が皆無のまま一生を終える人。

 

他に対する影響力は持ち合わせていたい。

私は「学問って最高の娯楽だなあ」と常々思っているので、学術的なことを面白おかしく人に話すことで興味を持ってもらえたら嬉しい。それで議論もできたらこの上なく楽しい。

 

みたいな影響を与えていきたいので、凡人では居られない。

「凡人」やだな~~って考えてたら、自分のやりたいことが見えてきた感がある。すごい。革命だ。