難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

ラヴァ

風邪気味です。だるさとか悪寒はないけど、咳がしんどい。本読んだり音楽聴いたりして過ごした日曜日だった。

この間またBOOKOFF行ったときにThe Whoの名盤『Who's Next』買ったのでじっくり聴いてみたんだけど、う〜〜んって感じだった。『My Generation』は好きなんだけどな。なんかライブ盤がバリバリ演奏してて良いみたいなの見かけたので、あったら買ってみよかな。そういうやつの方が私の好みそう。

 

『らんまん』第25週見た。いろいろありすぎでしょ!!万太郎が大学去るのは前週からもうその流れだったからいいとして、千歳ちゃんと虎鉄くんの結婚ね、めでたい。あっという間に時が流れて、お孫さんできてたりしてほんわかしたのも束の間。

大正12年9月1日。この日付、つい最近いろんなメディアで目にしたからさすがにピンとくる。100年前の9月、関東大震災だ。逃げて〜〜。標本大事なのはわかるけど、いまはとにかく逃げて!!ってなりながら見た。お寿恵ちゃんの渋谷の店に避難できて、みんな無事で良かった。

 

焼け跡を見に行った万太郎。ほとんどは焼けて崩れてしまったけど、そんな中にムラサキカタバミが咲いているのを見つける。何があっても植物はたくましく生きている。いい場面だった。40年かけて集めた標本の大部分や、それらを纏めた図鑑の原稿を失い、家や石版印刷機も壊れてしまったけど、万太郎はまた一から原稿を書き始める。お寿恵ちゃんが「畏怖」のようなものを感じてしまったのもわかる。正気か!?ってなるよね。そして、一番身近な存在で、ずっと一緒に夢を追ってきた、そんな最愛の人が、とんでもない偉い神様かなにかのように思われて戸惑う気持ちも。

でも万太郎にとってはそんな使命じみたお偉い行いのつまりはなくて、ただただ、こんな状況でもしっかり生きている植物を見つけて嬉しかったから、その気持ちをみんなに渡したい。それだけ。この人は神様でもなんでもない。変わらない。ずっと、ただの植物大好き牧野万太郎なんだ。お寿恵ちゃんが「好きです。あなたが。心から」と漏らす。めちゃくちゃいいシーンだ。万太郎はいつだって明るい方を向いている。でも。万太郎は言う。「わしの心を照らすがは、いつでも寿恵ちゃんだけじゃ」さっきの足りなかった。ただの植物大好きでお寿恵ちゃん大好き牧野万太郎だ。寄り添う二人のシーン、とても素敵だった。

 

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いよいよ最終週だーー!終わらないでーー!