難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

パンとワイン

 

baragouin とは「わけのわからない言葉,不可解な言語」を意味する男性名詞である。

その由来には議論の余地があるが、おそらくブルトン語の bara と gwin から来ている。

それぞれフランス語だと pain と vin になるのだが、その差違をからかってできた単語のようだ。

 

ブルトン語(ブレイス語,ブルターニュ語)はブルターニュ半島西部のバス-ブルターニュ Basse-Bretagne という地域で伝統的に話されている言葉。フランスの言語政策によって話者は激減したが、80年代ごろからは言語教育が認められ、バイリンガル学級に通う児童も増えた。

われわれに馴染みのあるものといえば、クイニーアマン kouign-amann ではなかろうか。kouign は菓子、amann はバターだそうだ。

 

菓子の本を見ていたら、深夜に小腹が空いてきた。我慢して寝る。