難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

懐刀

そこそこ疲れていて、ぼーっとした一日だった。バンド練習があったのだけど、20時からなの21時からと間違えて、家でゆったりしていた。連絡受けて大急ぎでスタジオに。そんな状態だったのに、演奏はちゃんとできた。なんでなんだ。

 

帰宅即『VIVANT』最終回。めっちゃくちゃ良かった。地上波ドラマの意地を見た作品だった。ここまですごいのまだ作れるんだな。今後も期待できる。そう思わせてくれる作品。全然まとまってないけど感想あれこれ。

なんだかんだで黒須が一番かわいい。いや、ドラムもかわいいけど、やっぱ黒須よ。ドラムといえば、裏切り者説出てたけど結局純然たる癒しキャラだったね。国内モニターまさかの新庄だった。新庄ってなんなら別班説出てたのに、真逆だったのか。やーでもどこかでベキは復讐を諦めてない感じしてて、そうなると公安に手下潜ませておいた方が日本国内に入ったとき動きやすいもんな。長野専務、疑ってごめん。あんたはただの不倫オヤジだった。(でもまだわからんぞ……)

 

大使館での件りとかから丁寧に伏線が張られていて感心した。野崎さん謎多めだもんな。でもあの時点では他の謎がありすぎて茫洋としていたから、いちいち「あれ何しにいったんだ?」とか考察できなかった。ジャミーンが直感的に人の善悪を判別できる能力も、ベキが本当に悪人かどうか見極めるのに出てくるとは。この能力のことすっかり忘れてたもんな。乃木が一度ジャミーンに会いに行ってたみたいな話も聞き流してた。

そんで一番盛り上がったのはチンギスのとこ。彼もテントの孤児院出身だったんだね。ベキの撒いた種は、国を愛する熱い男として立派に花開いていた。国を愛する、これがベキにとって最も大切なこと。バラバラの民族間、宗教間の争いが絶えなかったバルカで、ひとつの国という考え方を根付かせる。自国を愛せる人間を育てていく。そういう人間が、バルカを豊かな国にしていくはずだから。緑の魔術師、ノゴーン・ベキという男の無謀で壮大な夢の物語だった。

 

ベキの死、いろいろと想像できる。そういう余地を残してくれてるのも良い。視聴者をナメてない感じ。せっかくいいもの作ってるんだから、「え〜〜???どういうことぉ???説明してくれないとわからないよ〜〜評価1です」みたいなバカは無視していい。

わりとロスな感じもない。満足感あるからかな。落ち着いたらアナザーストーリー欲するようになってくるかも。ノコルが政府に参加してからの話見たい。バルカ政府にはまだまだバケモンが多そうだから、チンギスや黒須と協力して奮闘していく。どうしようもならん!ピンチ!ってなったら乃木が助けに来る的な。見たすぎる。頼んます。