難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

でもすれ

昨日の『どうする家康』見た。もう関ヶ原の戦いですな。終盤も終盤。あと数回だな〜。

治部(石田三成)の最期の言葉、ラスボスが言いがちなやつだ。「この私の内にも、戦乱を求むる心が確かにあった」「それは、誰の心にもある」恐ろしい呪いの言葉のように思われた。「戦なき世など、なせぬ」

家康だっていつこの火種が燃え上がるか知れない。いや、これまでにも何度かあった。確かにそれは、誰の心にもある。

 

もうなんか怖かったもんな治部。こないだ読んだ『闇に魅入られた科学者たち』でもあったけど、状況が人を呑み込むやつだ。フェアシュアーとか多分、当時のユートピア的理想に邁進して「間違ったことはやっていない」という信念のままナチスに呑み込まれていった人なんだよな。許されることではないけど、こういう火種は本当に誰の心にもある。

不可抗力かもしれないけど、でもなんとか抗っていきたいな。自制に限界があっても、私にはありがたいことに怒ってくれる人たちがまだ居てくれてるので、大事にしていきたい所存。お主が鬼になったときは、拙者がきっちり斬るからよ!