難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

ヒメスミレ

今週(第18週)の『らんまん』辛すぎないか〜〜。田邊教授との確執で大学の出入りを禁じられ研究できなくなって、ロシアへ留学するしかない!ってなったタイミングで実家の峰屋が廃業に追い込まれて、しかも長女の園子ちゃんが亡くなって。辛いって。朝ドラってこのターンあるよね。『あまちゃん』の震災の週とか暗すぎた記憶ある。

 

田邊教授なー。自由に研究できてて、植物に愛されているかのような運もあって、皆からも好かれて認められてて、そんな万太郎が羨ましくて仕方がないように見えるんだよな。自分の支配下に置くことでこれらが手に入ると思ってるのかな。間違ってるぞ。それで万太郎が自分のものにならないとわかれば「私の人生で、君に関わる時間は終わった」とか言って締め出しちゃうのどうなん。

でも万太郎は万太郎で、研究室に来たばかりの頃のバランス感覚を失ってるように思うんだよな。なんか、おおさすが商家に生まれただけはある!って感じで、教授の利になるようにとか考えて動いてたのに、できなくなってる。もうでも世界とか意識しながら研究してるから田邊教授の利とか考えに入らなくなってたのかもしれん。決別すべくして決別した感じ。

 

峰屋の廃業も悲しい。あれだけ「女は入るな」って言われていた神聖な蔵で綾が横たわっていても、もう誰も何も言わない。この悲しさ。終わったんだな、お酒造り。ここの工程こう変えたら味変わるんだね、色々試して新しいお酒造ってくぞ、とか夢を語ってたとこだったのに。悲しい!!

分家のおっちゃんたち「それ見たことか」って感じで来て、「女のお前が蔵元になって」とか言い出したときは「もうやめてくれ…」ってなったけど、「わしが蔵元になっていてもそうだった」「お殿様の酒を造る峰屋のまま幕を引いてくれた」「ばあ様もご先祖もよろこんじゅうじゃろう」って。ああこのおっちゃんも峰屋を誇り愛した人だったんだ、この大きすぎる場所を守れる限り守ってきた綾への敬意はちゃんとあるんだ、ただの嫌なおっちゃんじゃないんだ、ってボロ泣きした。

 

園ちゃん、まじか。史実知ってる人たちは園ちゃん体調崩した時点で覚悟できてたの??私なんも知らんから、風邪か〜〜ロシア留学どうのこうの言ってる時期なのに大変だな〜〜としか思ってなくて、全然心の準備できてなかったんだけど??辛すぎ。なんも書けねえ。