難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

quatre-vingt-dix-neuf

昨夜は新しいシューズで初めてランニングしてきた。少しキツいかな、と思ったけど(普段買うサイズより0.5cm小さい)だんだん馴染んできた。何回か走るともっとフィットするかな。柔らかくて伸縮性あって履きやすい。PUMAのSOFTRIDEってやつ。フワフワ。

 

今週の『らんまん』見た。衝撃すぎる。田邊教授、まさかの、溺死って。え。

モデルになった矢田部良吉のwiki読んだら、ほんとに非職になってて、そのあと鎌倉沖で遊泳中に溺死とあった。でも非職が1891年で、溺死が1899年。けっこう時間経ってる。しかもその間に高等師範学校教授(1895年)になって、校長(1898年)にもなってる。

田邊教授から譲り受けた蔵書を読む万太郎。書き込みがめっちゃある。なんか良いな。こういうのあると前の持主の思考の跡が感じられて良い。私は書き込みしないけど、付箋貼りまくってる。いつか誰かが私の蔵書手にとって、なんか思ったりするんだろうか。懐かしんだりするんだろうか。小林秀雄『考えるヒント』の付箋貼ってあるここの文章、めっちゃ引用してたな〜〜とか。

 

こういうときモノって良い。邪魔だし、場所取るけど、残る。

モノには魂が宿るみたいな話、付喪神とか、ぬ〜べ〜で読んでへぇーって思ってたけど、なんかある気がする。それくらい、モノには念がこもってる。書き込み、付箋。傷、染み。繕ったあと。取れかけたボタン。そんな痕跡がある。