難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

木像食

先週末、よく行くワインバーの秘蔵ワインを飲む会に行ってきた。店主がオーストリアで買ってきたワインや、試飲会で見つけてきたワインを楽しんだ。

13時開始だったのだけど、12時くらいに起きて急いで準備して急いで向かった。あったかい日だったので汗だくへろへろになってしまった。1杯目のスパークリングワインが最高すぎた。貴族(リヒテンシュタイン家)が造ってるワインらしい。

 

その後も貴族が造るワインが続いた。ヴィンクラー・ヘルマーデンという造り手、ヘルマーダの戦いとやらで功績を挙げ、マリア・テレジアから直々に Hermaden という名を頂いた伯爵の家系らしい。すごい。高貴な味がする。気がする。

でも「気がする」だけではなくて、今回飲んだのはゲヴュルツトラミネールだったのだけど、この品種のワインにけっこう見られるドギツさがまったく感じられなくて美味しかった。売れ線のポピュラーなワインを無理に造らなくていい余裕があるからかもしれない、と適当なことを思ったりした。

このワイン(Winkler-Hermaden 2019 Klöch Gewürztraminer)が造られているヴルカンラント・シュタイヤーマルク地域南部、スロベニア国境にも近いクレッヒという場所は、火山岩玄武岩と凝灰岩)土壌でゲヴュルツに最適らしい。

 

ワイン会の後は、寿司を食べに行った。お腹いっぱい食べたら眠くなって、帰って19時くらいには寝てしまった。貴族のワインの余韻そのままに、贅沢な一日。