難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

Pekikang

暑すぎる。もう蒸し暑い。春って一瞬だな。

先週末土曜は京都へ花見に行ってきた。学生時代の友達と集まる毎年の恒例行事だ。

 

12時集合だったが早めに着いたので、大好きな担々麺屋に行ってきた。担々麺が大好きなのだけど、そのきっかけとなった原点にして頂点の店。数年ぶりに食べた。お腹いっぱい胸いっぱい。夢見ることならめいっぱい。


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御池西洞院から、待ち合わせ場所の四条河原町まで歩く。知らん一人焼肉の店とかできていて移り変わりを感じる。そんなことより暑すぎる。思い出に浸る余裕もなく、半分溶けながらOPAまでたどり着いた。

友達と合流し円山公園へ。最近なに聴いてる?なに読んだ?とかそんな話をしながら、持ち寄ったワインを飲む。私の持ってきたオーストリアワインの他に、ニュージーランドルーマニアギリシャのワインが集まった。なかなか揃わないラインナップ。


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毎年持って行っているKNOLL、今年はブラウアー・ブルグンダー(ピノ・ノワール)のロゼを選んだ。美味しい。秒で無くなった。あとPittnauerのperfect dayというオレンジも気に入った。「ライチの香りがする!!」と盛り上がったので「ゲヴュルツ主体なのかな〜」とか話していたけど、そうじゃなかったっぽい。まあ細かいことはええんです。美味しいから。あとエチケットが可愛い。

 

これまでの年は夜中まで、もしくは朝まで飲んでいたのだけど、今年は21時ごろ解散して各々帰路についた。大人になったなあと思う。白熱した議論、みたいなのも無くなってきたように思う。

 

帰りの電車に揺られながら宇多田のベストを聴いていた。『二時間だけのバカンス』の「物語の脇役になって大分月日が経つ」というフレーズが耳に残った。

以前までは「自分の世界」について話していた気がする。しかし今では「世界の中の自分」について話すようになった。振り返ってみるとそんな印象がある。みんな、人生やってるなあ。またゆっくり話そう。一瞬しかない桜の季節に。