難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

revolt

憤慨する、くらいのところまで久々にきた。必死に抑えたけど。今までの自分を振り返ると、けっこう偉い。成長できている。と、せめてそれくらいは褒めてやらねばしんどい。冷静にならないと頭も働かないからね。私はただでさえ鈍重なので、落ち着いてよく考えないと。

 

「木を見て森を見ず」的なことを言われたのだと理解している。それはそうなんだけど、絶対的に正しいような言い方をしないでほしい。いまこの一本の木を注視しなければ、森全体を腐敗させてしまう、ということもある。

そしてその一本の木に対して長い時間、思考の限りを尽くして向き合ってきたのだから、軽く全体のうちの一本として処理しないでほしい。俯瞰で見るのも大事だが、私のやり方だって間違っちゃいない。そのはずである。一本の木から全体が見えることもある。

なので、どちらがどうということではなく、やり方が違うだけ。そう思っている。それぞれのやり方を尊重できるのが、本当の大人ではないだろうか。

 

本当に「わかる」ことなんて寸毫もない。でもわかろうとはし続けたい。

オルテガの言葉を思い出す。「思想は、真理への王手である」