難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

爆弾

今年一冊目の音読本は小林秀雄『考えるヒント』もはや何回読んだかわからないが、読むたびに新しいヒントが見つかる。

「批評家は直ぐ医者になりたがるが、批評精神は、むしろ患者の側に生きているものだ」というのは、小林が物事に向き合う姿勢をよく表している。私もこういう姿勢を見習いたい。

 

医者といえば、今日は病院へ行ってきた。呼吸器疾患が見つかった。ずっと調子が悪かったので特に驚きはしない。不調に名前がついただけのことだ。なんなら、狙い撃てる薬が手に入った。良いことです。

受動喫煙が凄まじい害になるそうなので、これまで以上に気をつけたい。周りに喫煙者が多いので、友人には病気のことを伝えて、「吸い始めたら避けたり席を外すかもしれないけど嫌味でやってるんじゃないよ」というのをわかってもらわなくては。こういうのあまり得意ではない。嫌われそう…なんて思ってしまう。

 

咳をしながらとぼとぼ帰っていると、なんだか文豪のような気分になった。

檸檬買って丸善に置いてこようかな。