難聴亭日乗

つれづれなるままに その日ぐらし

歯磨き

前に友人と習慣の話をしたのを思い出した。私は毎日少しでもいいので読書、語学、楽器、運動はやろうと決めている。友人も楽器に毎日触れるようにしていると言っていた。

ドラゴン桜』で「歯を磨くように勉強しろ」というのがあった。やらなきゃ気持ち悪い、眠れない、みたいなこと。実際1ページも本を読んでなかったり、1分でも楽器に触ってなかったりすると、気持ち悪い。不安というかなんというか。友人も言っていたが、「弾けなくなるのが怖い」のはある。衰えるのが怖い。忘れるのが怖い。できなくなりたくない。

 

ちょっとサボっただけで、するすると衰えていく。手で掬った水のように。掬っても掬っても、隙間からこぼれ落ちていく。掬い続けなきゃいけないんだ。乾いてしまわないように。苦行だけど、干からびるよりマシだ。水を得た魚は、やっぱり「泳げて楽しい」とか思うだろう。ちょっとでも知識が広がったり、外国語が解ったり、いい演奏ができたり、体が疲れにくくなったら楽しい。

 

先日、海外からの旅行者と出会って、一緒に飲んで仲良くなった。ものすごく日本語が上手で、「ええと、これどう伝えたら…」などと気を回す必要もまったくなく、ごく自然に語らえた。SNSを交換したら、翌朝楽しかったありがとう的なメッセージがきたのだけど、文章も違和感なかった。もう、ものすごく感心してしまって、私も外国語もっと頑張って、これくらい自然にコミュニケーションとれるようになりたいな、と刺激になった。あんなにできたら楽しいだろうな、って。

 

あれやこれやに手を出してどれも浅〜〜い知識で止まっているのだけど、ほんと、なにか一つくらいは、この街でって規模でいいので「一番できるぞ!」と自身持って言えるようになりたいね。